盆提灯とは
盆提灯はお盆のとき、先祖や故人の霊が迷わず帰ってくる目印として家の内外に飾ります。盆提灯は迎え火・送り火の大切な役割となるのです。提灯が一般に浸透し始めた江戸時代ごろから、盆道を照らすための明かりとして、盆提灯が使われるようになったそうです。
また盆提灯は故人の冥福を祈り、感謝の気持ち込めたお盆の供養を表すものです。
新盆を迎えた家へ、親戚や故人と親しかった方が、故人に対する感謝の気持ちを込めて盆提灯を贈るという習わしは古くからあり、お供えとして最高のものとされています。
盆提灯には迎え火・送り火の大切な役割がありますので、7月でも8月でも、盆月のお迎え日の13日から、見送りの16日まで飾るのが通例となっています。
盆提灯は、宗派による違いはありませんが、地域の慣習によって盆提灯の種類が多少異なる場合があります。ご先祖様や故人への気持ちですので、ご自宅や送り先のお宅に合う盆提灯を選ぶのがオススメです。