新たな藤田嗣治の複製リトグラフが
パリから到着いたしました。
1957年に製作された
「薔薇を持つ少女」です。
この絵柄はどの様にして生まれたのでしょうか。
フランスのシャンパンメーカーであるシャンパン・マム(G.H.Mumm社、以下「マム社」)は、1956年に開催のパリのぺドリス画廊での個展でフジタの薔薇画を気に入り、フジタにラベルの注文をしました。
そこで、フジタは、マム社のコルドン・ロゼのラベルに見られる薔薇の花を描きました。
また、フジタの最後の作品となる「フジタチャペル」についても、マム社の敷地内に建てられたものであり、フジタと夫人が眠っています。
晩年のフジタにとってマム社との関係は大切なものでした。
そのマム社のロゴとも言える「薔薇」を持つ少女の絵柄で製作されるのが今回の複製リトグラフです。
※限定320部:エディション番号の指定はできません。