お歳暮のお礼状の書き方とマナー
お礼状とは、ギフトの送り主へのお礼を文書に綴ったものです。まずは、お礼状を出すタイミングや構成について見ていきましょう。
お礼状は早めに出す
お礼状は、お歳暮を受け取った当日から3日以内目安に、遅くとも1週間以内に出しましょう。できるだけ早くお礼状を送ることでより感謝の気持ちが伝わります。
もし、遅くなってしまった場合はお詫びの文章を添えて贈ると良いでしょう。
遠方の地域にお礼状を送る場合は、配達に時間がかかることを考慮しましょう。また、受け取った時期によっては年賀状と被ってしまうかと思いますが、年賀状にお礼を書き添えるのは失礼にあたるため注意しましょう。
縦書きの封書と手紙が基本的な形式
お礼状は基本的に、縦書きの封書と手紙の形式で書くことが推奨されてます。
特にビジネスシーンでは、丁寧な印象を与えるためにもこの形式で送られるケースがほとんどです。
親戚や親しい友人などのフランクな間柄では、横書きのはがきやメールでお礼状を送っても問題はないでしょう。
相手との関係性に適した形式を選びましょう。
お礼状の構成は?
お礼状の基本的な構成は以下のとおりです。
- (宛名)
- ① 頭語
- ② 時候の挨拶
-
③ 感謝の気持ちと贈り物について
- ④ 結語
- ⑤ 日付・署名
この構成を参考に感謝の気持ちや心遣いを表現してみましょう。
ビジネスシーンでのお礼状の例文
先述したように、ビジネスシーンでは縦書きの封書と手紙が基本です。
お礼状の送付に都合が合わない場合はメールで出すこともあるでしょう。
それぞれのケース別のポイントと例文を見ていきましょう。
【ビジネス】封書やはがきの場合の例文
ビジネスシーンでは縦書きの封書と手紙が基本ですが、はがきの場合でも問題はありません。
ただし、はがきは第三者に見られても問題のない文章で書く必要があります。
拝啓
師走の候、貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、この度は大変結構なお品物をご恵送賜り誠に有難うございました。
新たな年も、ますますご繁栄されますことをお祈り申し上げます。
略儀ながら、書中をもちましてお礼申し上げます。
敬具
令和○年○月○日 会社名 役職と名前
【ビジネス】メールの場合の例文
素早い対応が求められるビジネスシーンではメールでのやり取りが重宝されます。
近年では、メールでお礼状を送るケースが増えています。件名はお歳暮のお礼であることがわかるように必ず設定しましょう。
件名:お歳暮のお礼
先方の会社名
先方の役職と名前 様
拝啓
師走の候、貴社におかれましてはますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。
○○株式会社○○部の○○です。
この度はお歳暮の品をお贈りいただき、心より感謝を申し上げます。
社員一同、大変ありがたく頂戴しております。
歳末ご多忙の折、ご自愛のほどお祈り申し上げます。
まずは略儀ながら書中を持ちまして御礼かたがたご挨拶申し上げます。
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署名
個人宛てのお礼状の例文
次に、個人宛てのお礼状について解説します。
丁寧かつその人との間柄が伝わる表現を取り入れると好印象です。久しく会っていない個人には近況報告をしてもよいでしょう。
こちらも封書(手紙)とメールのポイントと例文を見ていきます。
【個人】封書やはがきの場合の例文
お世話になった方や目上の方にはビジネスシーンと同じ縦書きの封書と手紙の形式でお礼状を送ります。
丁寧な心遣いを文面に表しましょう。
拝啓
寒さ厳しき折、皆様にはお変わりなくお過ごしのこととお喜び申し上げます。
この度は美味しいお菓子をお贈りいただきありがとうございました。
いつもお心にかけて頂き心より感謝申し上げます。
厳冬に向かいます折からお体をご自愛下さいますようお祈り申し上げます。
取り急ぎ、お歳暮のお礼まで。
令和○年○月○日
署名
【個人】メールの場合の例文
親戚や友人などの親しい間柄の場合は、メール形式で送ることがほとんどでしょう。かしこまりすぎると逆に距離を感じてしまいます。
贈っていただいた品物に対する家族の反応や写真などを盛り込んでみるといいかもしれません。
件名:お歳暮の品、届きました
△△さんお元気ですか?○○です。
本日、送って頂いたお歳暮を受け取りました。
いつも気にかけていただきありがとうございます。
家族みんなで美味しくいただいています。
これからますます寒くなりますが、風邪など引かないように気を付けてください。
またお会いできることを、楽しみにしています。
お返しの品物も贈らなくてもいい?
基本的にお歳暮をいただいたからとお返しをする必要はありません。お歳暮はお世話になった人に一年間の感謝の気持ちを込めて贈るものです。その気持ちに対する返礼としてお礼状を送ります。
もし、お返しをする場合はいただいたものと同額程度の贈り物を選びます。
しかし、時期によってはお歳暮ではなく、「お年賀」や「寒中見舞い」として贈ることがあり、また地域によって時期が異なるため注意が必要です。
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・和菓子・米菓
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ハムは、贈り物の定番としてよく選ばれます。「伊藤ハム」や「日本ハム」など、一度は食べたことがあるのではないでしょうか。
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まとめ
ここでは、お礼状の書き方や例文を中心に解説しました。
お歳暮は感謝の気持ちを贈り物に込めて渡すものです。
あなたからのお歳暮でお世話になった人が喜んで楽しんでくれる姿を想像すれば、自然と贈り物は決まるかもしれません。
年の暮れが近づいていますが、年越しを彩る素敵なお歳暮を贈りましょう。